英語の子音
はじめに
英語には日本語に存在しない子音がたくさんあります。日本語話者が特に苦労するのは /f/、/v/、/θ/(thinkのth)、/ð/(thisのth)、/l/、/r/ の6音です。このユニットではこれらを中心に、両言語に共通する子音も確認します。
/f/
上の前歯を下唇に軽く当て、歯と唇の隙間から息を吹き出します。これは日本語のハ行(h)とは異なります。必ず歯が唇に触れていることを確認しましょう。
よくある間違い: 日本語話者は /f/ の代わりに /h/ を使いがちです。「fork」が「hork」になってしまいます。必ず歯を唇に当てましょう。
例: fork /fɔːrk/
例文: Please pass me a fork.(フォークを渡してください。)
/v/
/f/ と同じ歯と唇の位置で、声帯を振動させます。/f/ は無声音、/v/ は有声音です。
よくある間違い: 日本語話者は /v/ を /b/ で代用しがちです。「very」が「bery」になってしまいます。歯を唇に当てることを忘れずに。
例: very /ˈveri/
例文: This is very important.(これはとても重要です。)
/θ/
舌の先端を上下の歯の間に軽く挟み、息を吹き出します。「think」「thank」「three」の「th」の音です。
よくある間違い: 日本語話者は /θ/ の代わりに /s/ を使いがちです:「think」→「sink」。または /t/ を使う:「three」→「tree」。舌を歯の間に出すことを意識しましょう。
例: think /θɪŋk/
例文: I think so.(そう思います。)
/ð/
/θ/ と同じ舌を歯に挟む位置で、声帯を振動させます。「this」「that」「the」「them」の「th」の音です。
よくある間違い: /d/ や /z/ で代用してしまう:「this」→「dis」または「zis」。舌を歯に当てて声帯を振動させましょう。
例: this /ðɪs/
例文: This is my bag.(これは私のバッグです。)
/l/
舌先を上の前歯のすぐ後ろの歯茎にしっかり当てます。舌の両側を下げます。音は舌が触れた状態から始まります。
よくある間違い: 日本語話者はら行 /r/ を英語の /r/ と /l/ の両方に使いがちです。「light」と「right」が同じに聞こえてしまいます。
例: light /laɪt/
例文: Please turn on the light.(電気をつけてください。)
/r/
舌先を後ろに反り返らせるか、舌全体を口の中でまとめます。唇を少し丸めても構いません。舌は口の天井に触れてはいけません。
よくある間違い: 日本語のら行 /ɾ/(舌が歯茎に一瞬触れる、舌を一瞬弾く音)を使ってしまう。英語の /r/ は決して口の天井に触れません。
例: right /raɪt/
例文: Turn right at the corner.(角を右に曲がってください。)
学習のコツ
- •/f/ と /v/ のコツは上の歯を下唇に当てること。鏡の前で練習しましょう。
- •/θ/ と /ð/ はどちらも舌を歯の間に挟みます。/θ/ は舌を出した「ス」、/ð/ は舌を出した「ド」「ズ」のイメージ。
- •英語の /l/ と /r/ は日本語のら行とは全く異なります。1音だけ異なる単語のペアで練習しましょう:light/right、lake/rake、play/pray。
- •日本語のら行 /ɾ/ は舌を一瞬弾く音。英語の /r/ は舌が口の天井を叩きません。